竹内 翔 個展

竹内翔　「shine/yellow」キャンバス・アクリル絵の具、F50 (91×116.7cm), 2014年

【会期】2014年5月16日 (金)～6月15日 (日) 12:00～19:00 （金土日のみオープン）
※5月16日(金) 18:00～　作家トーク＆オープニングパーティ

「電車の時刻表を見ているだけで、旅や旅行をしている気分を想像することができる人。部屋の平面図をみているだけで、そこでどんな生活があるのかと想像力 をはばたかせることができる人。地図やパソコンの画面上のアイコンからも想像力をのせられる人。そういった人たちがいる現代で、ゆったりとした空間を絵で つくりました。」
（竹内翔）

竹内翔君の作品は大学卒展以来見てきている。初個展吉祥寺だったと思う。彼の作品は、何気ない風景を美しい色彩感で仕上げてきた。今回の作品は、その彼の 見た風景の一つ一つがモチーフとし、そのモチーフを大きな画面にちりばめて、画面構成をしているようである。これは彼の記憶の再生で、画面を自分で通った ストーリで作り上げているようだ。そのおぼろげな記憶が、画面を淡い色にしているのだろう。画面を見ていると、この画面に、彼のモチーフが、道筋を辿って あるような気がする。不思議な絵である。
（TS4312　店主　沢登丈夫）